池上 恵一 Information

この度、ASK + POST 所属作家の池上恵一は、1月20日(月) から1月26日(日) までの期間、茨木市文化・子育て複合施設 おにクル(大阪)において、「第51回現代美術ー茨木2024展」に参加いたします。
本展は、昭和43(1968)年に発足し、隔年形式や中止となった年をはさみ、今年で51回目を迎えます。展覧会は、アンデパンダン形式(無審査)の「公募部門」と、活躍中の作家の中から選出された招待作家による「特集作家部門」の2部構成となっています。

第51回現代美術ー茨木2024展
会 場:茨木市文化・子育て複合施設 おにクル1階
会 期:2025年1月20日 (月) − 1月26日 (日)
時 間:9:00 – 21:00 ※最終日は午後5時まで
場 所:大阪府茨木市駅前3丁目9-45
主 催:茨木現代美術展実行委員会

◾️ 公募部門(アンデパンダン) https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/shimin/bunka/event/genbi51.html

◾️ 特集作家
⚫︎ 池上 恵一 IKEGAMI Keiichi

「The Potter’s Hand」2023年 charcoal drawing 65×50cm Photo:Tomas Svab

病弱だった幼少期、両親の食養法に救われる。以来、人間にとって健康とは何かを探求しさまざまな手技療法や武術を習得。
心と身体のつながりと変化をモチーフに、木炭デッサン・陶作品を国内外で発表する。京都精華大学大学院美術研究科洋画分野修了

【主な個展】
2024 池上恵一「行雲のからだ」展|京都場(京都)、テノココロ|city gallery 2320(神戸)、2023 親子の凝り~陶芸家編~|五条坂清水(京都)

【主なグループ展】
2024 ノマル35周年記念1 – 詩人と美術家とピアニスト|ギャラリーノマル(大阪)、ノマル35周年記念2, All Stars – RESONANCE|ギャラリーノマル(大阪)、みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2024 in 蔵王(山形)、Your accidental world|インサアートセンター(韓国)、A view that only we can see|ネオアートセンター(韓国)、2023 Where and what will we meet again?|清州市立美術館梧倉展示館(韓国)

⚫︎ 岩間 一真 IWAMA Kazuma
Instagram:@momokazu29

「神に願いがかなうよう祈る手」2024年 水彩、紙、ニス

2010年京都府生まれ。3歳で自閉症スペクトラム障害の診断を受ける。この頃より祖父母の家にあった美術館の画集を見て、毎日のように夢中で絵を描きはじめる。描く時は下描きをしたり直す事はなく、迷いなく筆をすすめる。自ら思いついて、新聞紙や空き缶、石鹸や塩などを画材として用いたり、あえて紙を破るなどさまざまな表現を試みている。また、絵の題材は同じものにとどまらす、その時々に強い関心を持つものを描く。特徴的である絵のタイトルも自身でつけている。

【主な展覧会】
2023年小学6年生できょうと障害者文化芸術推進機構が運営するart space co-jin(京都)にて史上最年少で展覧会を開催。会期中、ギャラリーの外壁やガラスにライブペイントを行う。
2024年個展「13歳の絵の世界」旧上田家住宅(向日市)、「岩間一真展」ギャラリー恵風(京都)ほか、バナー展示(京都府庁、アールブリュッ都ギャラリー)、かんでんコラボ・アート公開展示会(グランフロント大阪)、日下部美術教室展、グループ展「虹色の飛行船」(京都市美術館別館)、京都とっておきの芸術祭(京都市勧業館みやこめっせ)、京都府障害者のつどい作品展(長岡京記念文化会館)など

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◾️ 関連イベント
⚫︎ 特集作家 池上恵一によるワークショップ「凝りのぼり」をつくろう!
手に絵の具をつけ、からだに被せた布の上からペアでマッサージ。目に見えない「からだの凝り」が浮かび上がると、どんなカタチになるかな?

「凝りのぼり」をつくろう!イメージ(マッサージペインティングの様子)

日 時:1月19日(日曜日)10時30分~12時00分
場 所:おにクル2階 多目的室C1
定 員:10組20名(先着・事前申込制)
           ※おひとりでも参加OKです。ペアになってワークします。
参 加:無料
服 装:動きやすく、汚れてもよい格好
受 付:定員に達し次第、受付を締め切ります
下記QRコード、もしくはリンクからお申込みください。

ワークショップ申込フォーム

申込フォーム ▶ https://logoform.jp/form/2Qoq/genbi51-ws

⚫︎ 特集作家岩間一真によるライブペイント
会期中、おにクルのガラス扉をキャンバスにがわりにしてライブペイントを行います。多様なイメージが描き出されていく現場を目撃してください!

ライブペイント イメージ(art space co-jinでのライブペイント)

日 時:1月19日(日曜日)10時30分頃から ※完成次第終了
場 所:おにクル1階 北側ガラス扉
※自由にご観覧いただけます。完成した作品は会期中展示します。

⚫︎ 特集作家によるトークイベント
日 時:1月26日(日曜日)15時00分~16時30分
場 所:おにクル1階 きたしんホール
司 会:仲摩洋一(茨木現代美術展実行委員長)
登 壇:池上恵一、岩間一真、ナミキ・キヨタカ(2023年度特集作家)
参 加:無料、参加自由

中屋敷 智生、濱野 祐理 Information

このたび、ASK + POST 所属作家の中屋敷智生と濱野祐理は、1月10日から1月12日の期間、台北のHotel Metropolitan Premier Taipei にて開催されるアートフェア「ONE ART TAIPEI 2025」に、中屋敷は BACK.Y (Room–1115) から、濱野は 神戸元町歩歩林堂 から出品させていただくことになりました。台北近郊にお越しの際は、ぜひご来場いただけますと幸いです。

ONE ART TAIPEI 2025
会 期:1月10日(金) – 1月12日(日)
    1月10日(金)  ※招待者・報道関係者向け内覧会
時 間:Collector Preview
    1月10日(金) 13:00 – 19:00
    VIP Preview
    1月10日(金) 15:00 – 19:00
    Public Days
    1月11日(土) 11:00 – 19:00
    1月12日(日) 11:00 – 19:00   
会 場:JR東日本大飯店 台北(Hotel Metropolitan Premier Taipei)
場 所:台北市中山区南京東路三段133号
W E B:https://www.onearttaipeien.com/
主 催:​ONE ART TAIPEI

■ BACK.Y (Room–1115)
出品作家:
蔡湍恒 | Cai Ruei Heng
格爾閣・阿克拉普 | Grgur Akrap  
黃望福 | Huang Wang-Fu
伊索特・佩羅 | Iseult Perrault
新藤杏子 | Kyoko Shindo
蘇健霖 | Su Chien-Lin
中村太一 | Taichi Nakamura
石山哲也 | Tetsuya ISHIYAMA
中屋敷智生 | Tomonari Nakayashiki
王俊杰 | Wang Chun-Chieh
丸尾康弘 | Yasuhiro Maruo

■ 神戸元町歩歩林堂
出品作家:
岸塚正憲
谷口知美
中川知洋
濱野裕理
藤森太樹
真下玉女
松永賢
吉村宗浩

松本 誠史 Information

この度、ASK + POST 所属作家の松本 誠史は、12月10日(火) から12月21日(土) までの期間、ギャラリー16(京都)にて、松本誠史個展「SEIJI MATSUMOTO SPECTACLE FANTASY『地中宇宙塊』」を開催いたします。
本展は、2020年より始動した松本誠史による「地中宇宙塊シリーズ」第1章から第5章をダイジェストで展示する内容となっております。
松本は、本シリーズ内で彫刻作品を軸に平面作品、映像や音楽を取り入れた表現にも挑戦してきました。
この展覧会は、この5年間の集大成となります。ぜひ松本誠史の世界をご堪能ください。

松本 誠史 展
SEIJI MATSUMOTO SPECTACLE FANTASY
『地中宇宙塊』
会 場:ギャラリー16 / galerie16
会 期:2024年12月10日 (火) − 12月21日 (土)
時 間:12:00 – 18:00
休廊日:月曜日
場 所:京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394、戸川ビル3F
電 話:075-751-9238
M a i l:info@art16.net
W E B:https://www.art16.net/
主 催:ギャラリー16

◾️ 概要
松本誠史展
SEIJI MATSUMOTO SPECTACLE FANTASY『地中宇宙塊』

この物語は人類の滅亡から地球崩壊までを描いたファンタジーだが、現実世界への問いかけでもある。
私はこの物語を通して、新たな未来の「展望」と「希望」を表している。
2020年、人類は混乱し、心身は侵され、世界は一変した。
迫り来る危機感から「地中宇宙塊」の物語を構想し、私の作品の主題である「塊の彫刻」とリンクさせて展開した。
2021年に第1章を発表してから現在第5章に至る。
第1章「地中宇宙塊」、第2章「新塊陸」、第3章「塊人の庭」、第4章「新塊人と塊獣」、第5章「さよなら地球塊」
私たち人間も、地球や宇宙も、互いに物理的もしくは精神的に影響し合い、循環し、今この瞬間も気づかないほどにゆっくりと進化している。

 This story is a fantasy that depicts the destruction of the human race to the collapse of the earth, but it is also a wake-up call to the real world. 
Through this story I represent a “vision” and “hope” for our new future.
In the year 2020, humanity is in turmoil, body and soul are invaded, and the world has been changed. 
Feeling a sense of crisis, I conceived of the story “Universe in the earth” and linked “Katamari sculpture,” that is the subject of my work. 
The first chapter was exhibited in 2021 and we are now in the fifth chapter.
Chapter Ⅰ “Universe in the earth”, Chapter Ⅱ “New continent”, Chapter Ⅲ “Kaijin’s Garden”,Chapter Ⅳ “New-Kaijin & Kaiju”, Chapter Ⅴ “Good-by Earth”
We humans, the earth, and the universe are all physically or spiritually influencing each other, circulating, and evolving so slowly without us noticing.

松本誠史
HP:https://www.seiji-matsumoto.com/
Instagram:seig_matsumoto@instagram.com
YouTube:https://youtu.be/S4i5vr3-pis

中屋敷 智生 Information

Folklore / 2024 / Oil, acrylic, solid marker, tape on canvas / 910 × 730 mm

この度、ASK + POST 所属作家の中屋敷智生は、11月23日(土) から12月14日(土) までの期間、“YIRI ARTS”(台北, 台湾)にて、中屋敷智生個展「内と肉」を開催いたします。
https://nakayashiki.wixsite.com/tomonari

中屋敷 智生 個展
「内と肉 | 內與肉 | Inner Flesh」

​会 場:YIRI ARTS 伊日藝術計劃 B1
会 期:2024年11月23日(土) – 12月14日(土)
休廊日:日曜日、月曜日
時 間:14:00-19:00
場 所:台北市内湖区新明路 86 巷1号 114030​
M a i l :gallery@ms.yiri.com.tw
W E B :https://yiriarts.com.tw/
Works:https://privateviews.artlogic.net/2/16e5c16a0c4a84d4f05ff2/
主 催:YIRI ARTS
レセプション:11月23日(土) 15:00-19:00

■ ​ギャラリー・インビテーション:YIRI ARTS
中屋敷 智生 | NAKAYASHIKI Tomonari
1977年大阪府生まれ、京都市在住。2000年に京都精華大学美術学部造形学科洋画分野を卒業して以来、国内外の展覧会やアートフェアに多数参加してきました。また、作家活動の傍ら、アーティスト・ラン・オルタナティブ・スペースの運営や、グループショーなどの企画も手がけています。

近年は、絵具と同じ画材・メディウムとしてマスキングテープを使用しており、コラージュのようなレイヤーとテクスチャーを持つ絵画作品を数多く発表しています。図と地の関係が常に入れ替わるようなこの手法によって、対象を視覚的に認識することの不確かさや、絵画と鑑賞者という伝統的な二元論を超えた絵画作品のあり方を探求しています。この機会にご高覧いただけますと幸いです。

■ ​内と肉:中屋敷智生
ある日の散歩道で、「内と肉という字は似ているなあ」とぼんやり考えていました。そこで、わたしは「内と肉」の関係について考察を深めてみることにしました。

「内」と「肉」という字は、形状が似ているだけでなく、意味の面でも共通点があるように思えます。それは、両者のベクトルがいずれも内側へ向いているという点です。しかし、内側へのベクトルがそれ単体で成立することはなく、対照となる外側の存在が必ず前提されています。内と外は互いに依存し、対立することで共存するのです。

この視点を、わたしは西田幾多郎の「場所」という哲学的概念から学びました。「場所」とはすべての存在が現れる基盤であり、主体と客体、内と外、肉体と精神といったあらゆる対立を超えた場です。「場所」は対立を許さず、すべてが一体となる土台であるため、ここでは内と外が融合しているのだと考えられます。

絵画に向けるまなざしも同様に、内と外を同時に含み持っています。そのまなざしは、一見すると自分の外側にある客体としての絵画へ向けられているかのように思えますが、実は主客を超えて存在するものです。絵画とは、こうした純粋なまなざしを可能にする「場所」なのであり、わたしの絵画もまた、このようなまなざしが漂う場であって欲しいと願っています。

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■ ​About 中屋敷 智生
1977年出生於大阪府,目前居住於京都市。2000年畢業於京都精華大學美術學部造形學科西畫領域,自此以來積極參與國內外的展覽與藝術博覽會。此外,在藝術創作之餘,也參與經營藝術家自主運營的替代空間,並策劃團體展覽等活動。

近年來,藝術家運用與繪畫顏料同樣作為媒材的美術膠帶,創作出大量具有拼貼效果的分層與質感的繪畫作品。透過這種手法,圖與底的關係不斷相互交替,探討了對對象視覺認知的不確定性,以及超越傳統繪畫與觀賞者之間二元對立的新表現方式。

​■ ​內與肉:中屋敷 智生
有一天散步時,我漫不經心地想到:「內與肉這兩個字真是相似啊。」於是,我決定深入思考「內與肉」之間的關係。

「內」與「肉」這兩個字,不僅在字形上相似,在意義層面似乎也有共通之處。這共通點在於,兩者的向量都指向內部。然而,指向內部的向量並非單獨成立,外部的存在必然是其前提條件。內與外彼此依存,透過對立而共存。

這一觀點,我是從西田幾多郎的哲學概念「場所」中學到的。「場所」是所有存在顯現的基礎,是超越主體與客體、內與外、肉體與精神等一切對立的場域。由於「場所」不允許對立,而是一切融合為一的根基,因此可以認為在這裡內與外是融為一體的。

對於繪畫的凝視也是如此,它同時包含內與外的元素。這凝視表面上似乎是指向作為客體的繪畫——即自身之外的事物,但事實上它是超越主客對立而存在的東西。繪畫是使這樣純粹凝視成為可能的「場所」,而我的繪畫同樣希望成為這樣一個凝視流動的場域。

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■ ​About  NAKAYASHIKI Tomonari
Born in Osaka Prefecture in 1977 and currently residing in Kyoto City, I graduated from the Kyoto Seika University School of Fine Arts, majoring in Western Painting, in 2000. Since then, I have participated in numerous exhibitions and art fairs both domestically and internationally. Alongside my artistic activities, I also manage an artist-run alternative space and organize group shows.

In recent years, I have been using washi tape as a medium, just like paint, resulting in a series of paintings that feature layers and textures reminiscent of collage. Through this technique, where the relationship between figure and ground constantly shifts, I explore the uncertainties of visual perception and seek to transcend the traditional dichotomy of painting and viewer. I would be grateful for the opportunity for you to take a look at my work.

■ ​Inner Flesh:NAKAYASHIKI Tomonari
One day, while out for a walk, a thought casually crossed my mind: “The characters for ‘inner’ (內) and ‘flesh’ (肉) are strikingly similar.” This sparked my curiosity to delve deeper into the connection between these two words.

The characters for “inner” and “flesh” are not only visually alike but seem to share a conceptual similarity as well: both point inward. However, this inward orientation cannot exist in isolation; the presence of an external counterpart is a necessary precondition. The inner and the outer are interdependent, coexisting through their opposition.

This perspective draws from the philosophical concept of “place” (場所) introduced by Nishida Kitaro. “Place” serves as the foundation for all existence to manifest, transcending dichotomies such as subject and object, inner and outer, body and spirit. In this context, “place” dissolves opposition, functioning as the root where all becomes one. Thus, within this framework, the inner and outer are unified. 

The act of gazing at a painting operates similarly, encompassing both inner and outer elements. At first glance, this gaze seems directed outward, toward the painting as an object—something external. Yet, in truth, it transcends the dichotomy of subject and object. Painting creates the “place” where this pure gaze becomes possible, and I aspire for my works to embody such a space where the flow of gazes converges and intertwines.

松本 誠史 Information

この度、ASK + POST 所属作家の松本 誠史が GAMOYON Gallery (大阪) にて、個展「SEIJI MATSUMOTO SPECTACLE FUNTASY 5『さよなら地球塊』」を開催いたします。

松本 誠史
SEIJI MATSUMOTO SPECTACLE FUNTASY 5
「さよなら地球塊」

会 場:GAMOYON Gallery
会 期:2024年11月1日 (金) − 11月11日 (月)
時 間:12:00 – 19:00(最終日は17:00まで)
休廊日:火・水・木曜日
場 所:〒536-0004 大阪府大阪市城東区今福西1-3-23
電 話:06-6599-9405
M a i l:gamoyongallery@gmail.com
W E B:http://gamoyon-gallery.com
主 催:GAMOYON Gallery

11月1日(金)より大阪のGAMOYON Galleryにて松本誠史展を開催いたします。
松本は、2020年より「地中宇宙塊」シリーズを始動しました。
本展はシリーズ第5章となり物語はクライマックスを迎えます。
自身初の平面作品に加え、映像作品「地中宇宙塊(スペシャルエディション)」も公開されます。また同時に、京都のギャラリーヒルゲートで開催されている第4章「新塊人と塊獣」では大型彫刻作品を展示しております。
ぜひ、併せてご高覧ください。

松本誠史
HP:https://www.seiji-matsumoto.com/
Instagram:seig_matsumoto@instagram.com
YouTube:https://youtu.be/S4i5vr3-pis

シュヴァーブ トム Information

この度、ASK + POST 所属作家のシュヴァーブ トム | Tomas Svab が eN arts (京都) にて、麥生田 兵吾との2人展「eeny, meeny, miny, moe | blue」を開催いたします。

eeny, meeny, miny, moe | blue
麥生田 兵吾 | シュヴァーブ トム

会 場:eN arts
会 期:2024年11月1日 (金) − 11月30日 (土)
休廊日:月・火・水・木曜日(アポイントメント 承ります)
時 間:12:00 – 18:00
場 所:〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側627円山公園内八坂神社北側
M a i l:enarts.contact@gmail.com
W E B:http://en-arts.com/blog/
主 催:eN arts

◾️ 概要:ロウ 直美 | eN arts
 2024年11月1日より シュヴァーブ トム と 麥生田 兵吾 による “ eeny, meeny, miny, moe | blue ” を開催致します。「色」は アーティストが作品を制作する際にとても重要な役割を果たします。そして 無数の色彩の中から選択する一色が、ときには その作品の運命をも決めてしまう要因とも成り得るのです。本展では、そのタイトルが示すように、出展作家が「青」をテーマに作品を発表致します。作家が自発的に選択するのではなく、決められた共通の一色を課題とし、作品を創り上げていただくという取り組みです。シュヴァーブ 麥生田 両氏にとって「青」は何を想起させ、どのように使い、どう魅せてくれるのでしょう。
おのおのの「青」を存分にお楽しみ下さい。

◾️ 作家紹介
シュヴァーブ トム |  Tomas Svab
*シュヴァーブ トム CV
Ultramarine Infinite
見晴らしのきく地点が、その現実を定義する。これらの写真のように、振り子の波動は独立した部品の集まりとしても、連続した波の動きとしても見ることができる。ラインスキャンカメラでは、振り子の揺れは忠実に記録されるのだが、カメラを縦にするか横にするかでは、全く異なったイメージが表れる。どちらの視点も、光の本質的な性質であるエネルギーを反映したリズムとピッチを明らかにしてくれる。振り子は長い、短いでそれぞれ光の周波数に高低差があり、我々が感じる色にも影響を及ぼすが、その中でも青色は最もエネルギッシュで、目に見えない 「化学的な光 」へと移り変わっていく。これらの振り子は光の二重性を模倣しているが、その波動は実は4兆倍以上に減速されている。

こうした光の速度に比べ、この鈍化した世界では、まるで夢から覚めたかのように、かつて私の幼少期の2つの別々の世界を分断していた夜のプルシアンブルーの領域から、時間が淡々と伸びていく。青い顔料はセルリアン(空色)の影を作り、それは私が記憶している初めて感じた自由の象徴であり、目に見えるものと同じくらい、私の中を通り抜けたウルトラマリンブルー(群青)であった。黄灰色をした石畳から、私は突然、目に見えない境界線によって区切られた大地を横切り、波の上を飛行機によって移動し、ターコイズブルー(青緑)の海を目指した。一コマ一コマ、夜明けは広大な希望を見せてくれたのである。

麥生田 兵吾 |  Hyogo Mugyuda 
*麥生田兵吾 CV
「Artificial S」という一つの主題に専念し制作活動している。「S」は複数の意味と複数性そのものを包含する。
主題は全5章で構成され、全章を通して「生と死」が互いに溶け合うさまを表現する。
また 2010年より写真活動「 pile of photographys 」をweb上で更新開始(現在も継続中)。

池上 恵一 Information

この度、ASK + POST 所属作家の池上 恵一が 京都場 (京都) にて、個展「行雲のカラダ」を開催いたします。

池上 恵一
行雲の カラダ
会 場:京都場  KYOTO-ba
会 期:2024年11月2日 (土) − 12月8日 (日)
休廊日:月・火曜日
時 間:12:00 – 19:00
場 所:〒604-8412 京都府京都市中京区西ノ京南聖町6-5
M a i l:info@kyoto-ba.jp
W E B:https://kyoto-ba.jp
主 催:京都場
協 力:ギャラリーノマル、株式会社椿や

◾️ イベント
● 11月2日 (土) 16:00 – アーティストトーク
● 11月2日 (土) 17:00 – レセプションパーティー
● 12月1日 (日) 14:00 – 佐久間 新「流水のおどり」+アフタートーク
 受付 / 開場:13:30 –
 参加費:2,000 円(定員30名 ワンドリンク付)
 イベント参加申込:メールにて要予約(info@kyoto-ba.jp
 参加イベント日・申込代表者名と参加人数をお知らせください。
佐久間 新:プロフィール
幼少の頃、臨床心理学者の父が自閉症のこどもと転がる姿を眺める。大阪大学でガムランを始める。同じ頃、流れる水のように舞うジャワ舞踊家ベン・スハルト氏に出会い、留学を決意。帰国後、様々なダンサーとコラボレーションを開始。たんぽぽの家の障害者との出会い以降、即興ダンスとマイノリティの人たちとのダンスに傾注。現在は、ジャワ舞踊をベースにアート、ケア、テクノロジーなど他領域との横断的な協働、新作発表を国際的に行っている。

◾️ 概要:京都場館長 仲野 泰生 (元川崎市岡本太郎美術館学芸員)
「手のエネルギーから行雲流水的な肉体へ」
 美術史家アンリ・フォシヨンは『手の称賛』(1939年)の中で手と創造について次のように語っている。「独自の宇宙を創り出すときに、手はいたるところにその跡を残していく。手は手によって生まれ変わったものや、手によって変形されたものに常に向き合っているのだ」と。

 池上恵一は手の作家である。それは単に作品として手を作るからではない。池上は幼少期の身体の弱さから自身の身体向きあって来たという。それは手で自らの身体を触り、整体という行為に繋がっていく。他者の肉体さえも。

 池上が「手」そのものを作り始めたのは2023年「親子の凝り〜陶芸家編〜」からだ。人間国宝の故清水卯一の手と、息子の保孝の手をを作った。亡くなっている清水卯一の手は作品である陶器を触りながらその手の痕跡を感覚で尋ねて池上の手が、陶器に残る感触から清水卯一の手を作ったという。幼少期病弱だったとは思えないほどの現在の池上の肉体は強い。肉体全体から手という部位へ。池上の肉体の中ではどんなエネルギーやチカラが巡っているのだろうか。

 手はさらに細部の皮膚へ。或いは手から身体全体へ。

 池上は肉体の中の何かを求めることで自由になり、行雲流水のところ自由な境地まで彼は制作を通じて行くのかも知れない。雲が行くが如く、水が流れる如く。しかし究極は肉体なのだろうか。京都場の空間でその答えが見えて来るはずだ。

◾️ 池上 恵一 / 略歴
病弱だった幼少期、両親の食養法に救われる。
以来、人間にとって健康とは何かを探求しさまざまな手技療法や武術を習得。
日常生活の中で身体にうまれる「凝り」に魅了され、その感触を絵画、彫刻で表現する。 

京都精華大学大学院美術研究科修了。

<主な個展>
2024   テノココロ|city gallery 2320,神戸  
2023 親子の凝り~陶芸家編~|五条坂清水,京都

<主なグループ展>
2024   ノマル35周年記念1 – 詩人と美術家とピアニスト|ギャラリーノマル,  大阪
2024   ノマル35周年記念2, All Stars – RESONANCE|ギャラリーノマル,  大阪
2024 みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2024 in 蔵王|山形
2024   Your accidental world|インサアートセンター,韓国  
2024   A view that only we can see|ネオアートセンター,韓国
2023 Where and what will we meet again?|清州市立美術館梧倉展示館,韓国 
2022 まなざす 身体|アトリエみつしま, 京都

池上 恵一 Information

この度、ASK + POST 所属作家の池上恵一は Gallery Nomart (大阪) のグループ展「ノマル35周年記念1 詩人と美術家とピアニスト | The Poet, The  Artist and The Pianist」に参加いたします。

Gallery Nomart
ノマル35周年記念1 詩人と美術家とピアニスト
会 場:Gallery Nomart
会 期:2024年10月28日 (月) − 11月16日 (土)
休廊日:日曜・祝日
時 間:13:00 – 19:00
場 所:〒536-0022 大阪市城東区永田3-5-22
電 話:06-6964-2323
M a i l:info@nomart.co.jp
W E B:https://www.nomart.co.jp/exhibition/detail.php?exhCode=0212
主 催:Gallery Nomart

■ 出品作家
詩人:建畠 晢
美術家 (17名):木村 秀樹 / 植松 奎二 / 片山 雅史 / 中川 佳宣 / 今村 源 / 名和 晃平 / 稲垣 元則 / 田中 朝子 / 藤本 由紀夫 / 東影 智裕 / 黒宮 菜菜 / 飯川 雄大 / 小谷 くるみ / 山田 千尋 / 栗田 咲子 / 高嶋 英男 / 池上 恵一
ピアニスト:sara (.es)

詩画集「詩人と美術家とピアニスト」出版記念レセプション
2024年10月26日 (土) 17:00 – 19:30
参加費:¥3,000. (要予約 / 定員40名)
詩画集:建畠 晢の17篇の詩 + ノマル作家17名の作品写真
CD:建畠 晢 (朗読) & sara (ピアノ, 打楽器, ハーモニカ)
*録音マスタリング:宇都宮泰

池上 恵一 Information

この度、ASK + POST 所属作家の池上恵一が「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ 2024 in 蔵王」に参加します。

池上は、「ひとひのうた」プロジェクトから、展示「朝――生まれ、目覚める」と、ダンスパフォーマンス「ひとひのパレード ~茂吉と空と女将のうた~」に、アーティストのひとりとして参加します。公式サイトより開催日時やイベント概要などご確認のうえ、ぜひ会場へお越しください。

みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2024 in 蔵王
『いのちをうたう』
会 場:蔵王温泉、東北芸術工科大学
会 期:2024年9月1日 (日) − 9月16日 (月・祝)
場 所:https://biennale.tuad.ac.jp/access
料 金:無料 / 一部有料プログラムを予定
W E B:https://biennale.tuad.ac.jp/
主 催:東北芸術工科大学

朝——生まれ、目覚める
池上恵一、原田綾乃、山本桂輔
会 場:丸伝
会 期:2024年9月1日 (日) − 9月16日 (月・祝)
時 間:10:00 – 17:00
場 所:山形県山形市蔵王温泉973-7
料 金:無料

ダンスパフォーマンス「ひとひのパレード 〜茂吉と空と女将のうた〜」
砂連尾理、菊地将晃、佐藤有華、横田勇吾、加藤由美、兼子京子、中村大史、かわぐちシンゴ、池上恵一、管啓次郎、ダンスワークショップ市民参加者、ほか
会 場:高湯通り、酢川温泉神社、上の台ゲレンデ、ほか map B,C,D,E
会 期:2024年9月7日 (土) 15:00、9月8日 (日) 13:00
料 金:無料

■ 概要
このイベントは、「地域に対し、アートとデザインで何ができるか」という問いのもと、2014年より始まった2年に1度の芸術祭です。6回目の開催となる今回は、これまでメイン会場としていた山形市街地から日本有数の温泉地・蔵王温泉に舞台を移し、1900年の歴史をもつと言われる温泉街にてアートやデザインを展開。「いのちをうたう」をテーマに、「ひとひのうた」「山と土と茶と」「現代山形考~山はうたう~」「夏芸大」の4つのプロジェクトのもと、多数のアーティストやアートディレクターなどが参加し、さまざまな展示やイベントを行います。

■ 公式サイト 特設ページ
◯ 展示「朝――生まれ、目覚める」
 https://biennale.tuad.ac.jp/event/1116.html

◯ ダンスパフォーマンス「ひとひのパレード ~茂吉と空と女将のうた~」 
 https://biennale.tuad.ac.jp/event/1219.html

◯ アーティスト:池上恵一
 https://biennale.tuad.ac.jp/artist/145.html

王 木易 Information

https://muyiwang.myportfolio.com/
この度、ASK + POST 所属作家の王木易 | Wang Muyi が Gallery Blue 3143 (東京) にて、個展「between the lines」を開催いたします。

2019年南青山にオープンしたGallery Blue 3134にて初めての個展となります。王木易は版画のプロセスを通して書くことと描くことの間のイメージを探ってきました。今回初めて製紙過程を制作に取り入れた新作を多数公開いたします。この機会にぜひご高覧ください。

王 木易 個展
between the lines
会 場:Gallery Blue 3143
会 期:2024年8月24日 (土) − 9月1日 (日)
休廊日:会期中無休
時 間:13:00 – 19:00
場 所:〒107-0062 東京都港区南青山3丁目14-3-2F
電 話:03-3405-2553(菊池 / Kikuchi)
M a i l:galleryblue3143@gmail.com
W E B:https://gallery-blue3143.jimdosite.com/
主 催:Gallery Blue 3143

■ ステートメント:王 木易
字と絵の違いは何か。記号であること、表象であること、読むもの、見るもの―――自明な点の他に、それは母国と異国の関係とも似ていると思う。ここではないどこかでは、聞いたことのない言語が話され、見たことのない文字を人々が書いている。それは美しい線の重なりであり、リズミカルに流れる音の連続であり、純粋な混沌でもある。それを「理解した」時、眼球の動きは見ることから読むことへと変わる。目ふたつ、耳ふたつ、鼻ふたつ、口ひとつ、7つの穴を空けられた渾沌は死んでしまう。書くでも描くでもない、彫るという行為は、混沌を混沌のまま表現しうる方法だと考えている。つまり、そこには空けられた穴と、その穴であったものが同時に存在しうる。一本引いた線は、左右2回、刀でなぞられなければ線にならない。またなぞられた切り傷を基準として、線以外の部分は彫り捨てられなければならない。残された線、彫り捨てられた余白。ここに展示された作品の原版は、私が書いたもの、描いたもの、歴史的な古筆や写真のスキャン、友人に書いてもらった幼いころの思い出話など、多種多様な内容と言語が混然一体となっている。かつて「製版」される価値のある物語は多くなかった。しかし私にとって製版とはどの線を彫るか、混沌のどこに穴を空けるかというような選択の場である。彫られたもの、彫られなかったもの、そのどちらもが、一つの線、一つの混沌の構成物である。